











ONE@Tokyo
東京都墨田区
2017年1月
ホテル、レストラン
3,740 m2
東京スカイツリーの足元にたつ、新しいタイプのシティホテル。押上はもともと、軽工業を中心とする活気ある下町だった。押出セメント版と木の板を組み合わせたファサードは、町工場の立ち並ぶヒューマンでブルータルな下町を想起させ、露しの天井と構造用合板を組み合わせたインテリアは、従来のシティホテルの「お上品」なイメージにかわる、下町的な空気感を生み出している。
一階は、レセプション、レストラン、バーが、ひとつの古材でできたカウンターによってインテグレートされ、大きな建具を開放すれば、前面の路地とこのロビーとは、一体の空間となる。町に開かれ、コミュニティとひとつになるホテルこそが、ホテルの未来型であると考えた。
Photography by Keishin Horikoshi/SS Tokyo