木造を中心とする、新しい木造教育の教材となる「木の教室」を岡山大学にデザインした。
木造を学ぶ学生達の原寸大の教材となる建築をめざし、梁成1.8mのCLT梁を用いた、CLTによる18m×21.6mの無柱の大スパン構造を実現した。
CLTを断熱材なしで内装外装に用いるモノリシックなCLT造、応力に応じた開口寸法のグラデーショナルな変化、応力図に従った天井梁の有機的な配置、CLTと鉄骨の複合構造による透明なガラスのキャノピーなど、たくさんの新しいアイディアをすべて可視化することで「見える教材」を創造すると共に、サスティナビリティをターゲットとする未来の木造を見せたいと考えた。
設計:清水建設株式会社
アドバイザー:有限会社 江尻建築構造設計事務所
監修:隈 研吾
チーム 大庭 晋、荒木 海威、茂中 大毅、叶 子萌、間瀬 京子、闕 煒翌 施工 清水建設 パブリケーション 新建築 2023/04 、日経アーキテクチュア 2022/11/10 No.1227 写真撮影 ©︎ SATOH PHOTO

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