2020年にオープンした東京エディション虎ノ門と、2023年にオープンした東京エディション銀座のロビーに、クリスマスシーズンを華やかに彩る、木でできたツリーをデザインした。
どちらのツリーも、小さな木のユニットを積み上げて作り、それぞれの町のリズムと質感を表現した。
開発が進み、日々変化する若々しい街、虎ノ門では、明るい「森」をイメージした高い天井のロビー空間に、「木漏れ日」が集積したようなツリーを作った。
世界の最先端と日本の伝統文化が織りなす街、銀座では、「織る」をテーマにした建築に合わせて、直線状の木の枝で織った、「木組み」のジュエリー・ツリーを作った。
精度の高い仕事で知られるカリモク家具と細部まで拘って打ち合わせすることで、建築では通常使わない家具の技術を落とし込み、繊細な表現を達成した。
どちらのツリーにも、複数の樹種を使い、森の循環・育成に貢献することを目指した。また、クリスマスシーズンが終わった後も、ツリーのユニットは家具に転用され、違う場所に生まれかわる。そんなサステナブルで、永遠を生きるクリスマスツリーを作った。
チーム 西田 和代、國賀 陽南子、望月 陽平 (CG) 施工 カリモク家具、岡崎木材工業株式会社 照明 トキ・コーポレーション株式会社 写真撮影 ©︎ The Tokyo EDITION










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